【住吉区】腰痛の原因とは?主な治療法や医療機関(病院・クリニック)の選び方なども解説
腰痛に悩む方の中には、原因がはっきりしないために適切な対策が見出せず、困っているケースも見られます。腰痛は、年齢や生活習慣と密接に関連しており、症状や治療法には個人差があります。こちらでは、腰痛の原因と症状の特徴を解説し、主要な治療法、医療機関(病院・クリニック)の選び方についてもご紹介します。住吉区で自分に合った対策を見つけるための一助として、お役立てください。
腰椎由来の腰痛とは?考えられる原因と主な症状

腰痛は日本人に多く見られる不調の一つです。腰椎は5つの骨で構成され、身体を支える重要な役割を担っています。この腰椎に過剰な負担がかかることで、痛みやしびれといった症状が発生しやすくなります。
よくある原因
腰椎由来の腰痛として代表的な疾患には、腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症があります。腰椎椎間板ヘルニアは、椎骨間にある椎間板が突出して神経を圧迫することで、痛みやしびれを引き起こします。特に20~40代の比較的若い世代に多く、長時間にわたるデスクワークや重労働が誘因となることが多いです。
一方、脊柱管狭窄症は、加齢に伴い脊柱管(神経が通る管)が狭小化することで発症します。50代以降の中高年に多く見られます。腰の痛みだけでなく、足のしびれや歩行困難が特徴で、少し歩いただけで足がだるくなり、しばらく休息をとると再び歩行可能になる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」がよく知られています。
主な症状の特徴
腰椎に異常が生じると、単に腰部に鈍い痛みが現れるだけでなく、症状が下肢にまで拡大することがあります。お尻、太もも、ふくらはぎ、足先にしびれが生じ、日常生活に支障をきたす場合もあります。また、症状が進行すると、立ち上がりや長時間の歩行が困難になるケースも見受けられます。
症状は、起床時に強く現れる方もいれば、夕方以降に悪化する場合もあり、生活習慣や姿勢、運動量によっても変化します。慢性的な痛みに加え、激しい痛みを伴う場合は、早めに病院・クリニックの受診が推奨されます。
生活習慣との関係も深い
腰椎にかかる負担は、日頃の生活習慣と密接に関係しています。長時間にわたる同じ姿勢、運動不足、過度な負荷、体重の増加などが、腰椎に対するストレスを著しく高める原因となります。また、筋力低下や柔軟性の不足も、腰への負担増加に影響します。
腰痛は、身体の構造的問題と生活環境の両面から考える必要があります。症状が軽度なうちに適切な対策を講じることが、悪化を防ぐうえで重要です。
腰痛の治療法にはどんな種類がある?それぞれの特徴を解説

腰痛の治療は、症状の程度や原因となる疾患により大きく変わります。一般的には保存療法から始まり、十分な改善が得られない場合は手術療法が検討されることが多いです。各治療法の特徴をあらかじめ把握しておくことで、自分に合った対策を選びやすくなります。
保存療法とは?身体への負担を抑える方法
保存療法は、手術を伴わずに症状の緩和を図る治療法であり、ほとんどの症例で最初に採用されます。主なアプローチは以下のとおりです。
薬物療法
痛みや炎症を抑えるために、消炎鎮痛薬、筋弛緩薬、神経性疼痛に効果のある薬剤が使用されます。慢性疼痛の場合には、神経に直接作用する薬剤が処方されることもあります。
物理療法
物理療法では、電気治療、温熱療法、牽引などを用いて筋肉の緊張を緩和し、血流の促進を図ります。
ブロック注射
強い痛みがある場合は、神経の周囲に麻酔薬を注射し、一時的に痛みを緩和するブロック注射が行われることもあります。
こうした保存療法を行うことで、症状の軽減や日常生活への復帰を目指します。ただし、即効性があるわけではなく、ある程度の期間をかけて経過を見ていくことが一般的です。
リハビリも重要な治療の一部
保存療法の中でも、特に重視されるのが運動療法です。リハビリの専門家とともに、腰に負担がかからない方法で筋力と柔軟性を高めるトレーニングを行います。正しい姿勢や動作の習得も含まれており、再発防止につながる取り組みです。また、理学療法士の指導による運動療法は、年齢や体力に応じた内容に調整されるため、無理なく継続できるという利点があります
手術療法が検討されるのはどんなとき?
保存療法を続けても十分な改善が見られない場合、または神経の圧迫が著しく日常生活に影響を及ぼしている場合は、手術療法が検討されます。代表的な手術としては、以下の治療法が挙げられます。
- ヘルニア摘出術:腰椎椎間板ヘルニアにより神経が圧迫されている場合、突出部分を摘出して圧迫を解除する手術
- 椎弓切除術:脊柱管狭窄症など、神経が通る空間が狭小化している場合、椎弓の一部を除去して圧迫を軽減する手術
- 固定術:不安定な椎骨同士を金属プレートやスクリューなどで固定し、安定性を確保することで痛みを軽減する手術
近年は内視鏡を使った低侵襲手術も普及しており、身体への負担を最小限に抑えた治療法が選ばれる傾向にあります。ただし、手術には合併症や再発リスクも伴うため、医師との十分な相談が不可欠です。
腰痛治療のポイント:自分に合う医療機関の選び方
腰痛の症状が長引いたり、日常生活に支障をきたす場合は、医師による診療が必要です。しかし、腰痛は原因も治療法も多様なため、どの医療機関を選ぶかは悩みどころです。自分に合った医療機関を見つけるためのポイントを押さえておくと、スムーズに治療をスタートできます。
専門分野や対応してきた症例を確認する
腰痛は高度な専門知識と技術が求められるため、脊椎疾患に精通した医師が在籍する医療機関を選ぶことが望まれます。ホームページや医療機関の紹介資料などからチェックしましょう。また、脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなど、具体的な疾患名がある場合は、治療実績や手術件数も確認ポイントです。手術を検討する際の判断材料にもなります。
設備とリハビリ環境の確認
腰痛治療にはMRIやCTなどの画像診断設備が欠かせません。これらの設備が充実しているかどうかは、正確な診断と効果的な治療方針の決定に直結します。例えば、MRI検査は神経の状態を詳細に把握できるため、対応可能な医療機関を選ぶことが重要です。また、リハビリ施設もチェックしたいポイントになります。運動療法や物理療法によって腰の筋力強化や姿勢改善を目指す際は、リハビリ専門スタッフによる指導が受けられるかどうかを確認しましょう。
通院のしやすさとスタッフの対応
腰痛は長期間の治療や経過観察が必要になることが多いため、通院の利便性は大きな要素です。自宅や職場から無理なく通える場所、診療時間の柔軟さ、予約の取りやすさを考慮しましょう。また、医師やスタッフの対応も治療の継続に大きく影響します。疑問や不安に対して丁寧に説明してくれるか、質問しやすい雰囲気があるかなどを確認しましょう。
腰痛を放置すると症状が悪化し、日常生活にも支障をきたしかねません。早めに医療機関を受診して、自分に合った対策を講じましょう。
住吉区で腰痛に関するご相談なら月山クリニックへ
痛みやしびれなどのつらい症状が続くと、日常生活の楽しさが薄れてしまいます。「つらい…」と感じたら無理をせず、リハビリや治療を受けましょう。月山クリニックでは、患者さんと一緒に歩みながら、一人ひとりに適したケアをご提供します。住吉区で腰痛などに関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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住吉区で腰痛治療を行う病院、月山クリニック
医院名 | 月山クリニック |
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院長 | 月山国明(つきやま・くにあき) |
住所 | 〒558-0003 大阪府大阪市住吉区長居3丁目8−5 |
TEL | 06-4700-3366 |
URL | https://tsukiyama-cl.net |