住吉区で交通事故治療・リハビリ・整形外科 | 月山クリニック

住吉区で交通事故に遭った後に肩こりが生じたら、むち打ちになっている可能性も考えられます。むち打ちは後遺症が残ることもあるので、速やかに整形外科などを受診して交通事故治療を始めましょう。

交通事故の怪我というと「頭部外傷、骨折、むち打ち、頭痛、手足の痺れ」などがありますが、意外と多いのが肩こりです。

ここでは、交通事故で肩こりが生じる原因、治療方法について解説します。

そもそも肩こりとは

肩こりは、肩や首、背中の筋肉がこわばっていて、疲労感やだるさ、痛みを感じる症状のことです。肩こりが悪化すると、頭痛、めまい、吐き気、手や腕の痺れなどの症状がでたり、倦怠感がでて集中力が低下したりすることもあります。

肩こりになる理由は、常に約6～7kgの重さがある頭部を肩が支えているからです。頭部の重さで肩の筋肉がこわばると、血管や神経を圧迫しやすくなります。神経が圧迫されると痛みを感じるようになり、血流の悪化が生じると血中に老廃物が溜まって、さらに筋肉を硬直させてしまうのです。

よくある肩こりの原因では、デスクワークでの同じ姿勢やストレス、冷え性などが挙げられます。

交通事故で肩こりが生じる原因

肩こりの症状がない方で、交通事故の後に急に肩こりがでてきた場合、原因は交通事故である可能性が高いといえます。交通事故後に「むち打ち」になり、肩こりが引き起こされることがあるからです。

むち打ちとは

事故などの衝撃を受けた際に、首が鞭のようにしなったことで生じる症状を指します。むち打ちは多くの神経が通っている首や頸椎に症状がでるものだと思われがちですが、実際の症状は腕や全身にまで至るのです。むち打ちの主な症状は、以下の4種類に分類されます。

• 頚椎捻挫型：首や肩こり、頭痛、肩関節・肘関節・手関節のだるさなど
• バレー・ルー症状型：耳鳴り、吐き気、頭痛など
• 神経根症状型：首や腕の痛みや痺れ、倦怠感、顔面や後頭部の痛みなど
• 脊髄症状型：全身の麻痺、知覚・歩行障害、下半身の痺れなど

交通事故後のむち打ちの特徴

交通事故でむち打ちになっても、症状があらわれないことが多いです。人間の体は予期せぬ出来事に遭遇すると興奮状態になり、アドレナリンやβエンドルフィンが分泌されやすくなります。アドレナリンは痛みを麻痺させる働きが、βエンドルフィンには鎮痛作用があるため、交通事故に遭った当日は痛みなどを感じないことも少なくありません。

むち打ちの具体的な治療方法

むち打ちの主な治療方法は、次の3つです。

・症状が軽い場合

患部を冷やしたり、湿布を使ったりして炎症を抑え、経過を観察します。

・重度のむち打ちの場合

首を固定するためにコルセットをはめます。

・症状が改善してきた場合

痛みがおさまっても、首を動かすと痛みが生じたり可動域が狭かったりすることもあります。マッサージをして筋肉の動きをよくしたり、ストレッチやリハビリなどをして筋力トレーニングを行ったりしていきます。

交通事故治療を受ける際のポイント

交通事故によるむち打ちの治療を受ける際は、次の2点に注意が必要です。

・速やかに専門医に見てもらう

むち打ちは後遺症が残ることもあります。体に不調を感じたら、速やかに整形外科や整骨院で診てもらうことがおすすめです。

・診断書を取得する

交通事故治療費は加害者側に請求することができますが、むち打ちが事故によるものだということを証明しなくてはいけません。むち打ちの原因が事故であることを証明するために、診断書を必ず取っておきましょう。

交通事故後に生じる肩こりは、むち打ちが原因となっている可能性があります。むち打ちには様々な症状があり、肩こりは頚椎捻挫型の症状として代表的なものです。

ただし、むち打ちでもすぐに症状がでないことも少なくありません。アドレナリンとβエンドルフィンの働きで、むち打ちになっても痛みがなく気付かないことがあるからです。

しかし、むち打ちは後遺症が残ることがあるので、放置せずに専門医に診てもらうことが大切です。交通事故に遭いむち打ちの治療を続けているにもかかわらず、完治せず後遺症が残ったり、長い間痛みや倦怠感などに悩まされていたりする方も多く見られます。交通事故に遭ってしまったら、自覚症状がなくともすぐに整形外科などで医師の診察を受けましょう。

月山クリニックは、大阪市住吉区で交通事故治療とリハビリなどを行っている整形外科です。保険会社へ提出する書類の作成も行っておりますので、交通事故後のむち打ちや肩こりにお悩みの方はお気軽にご相談ください。