住吉区で交通事故治療・リハビリ・整形外科 | 月山クリニック

住吉区で交通事故治療を行う際、慰謝料が気になるという方は多いでしょう。交通事故の慰謝料は、自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準の3つの基準と治療期間によって決まります。その中でも、弁護士基準が最も高額な慰謝料です。

交通事故による骨折で認められる慰謝料は2種類あります。骨折治療のために病院に通院または入院した場合に請求できる「入院慰謝料」と、交通事故による骨折で後遺障害が残り、後遺障害等級の認定を受けた場合に請求できる「後遺障害慰謝料」です。

「治療期間」と「3つの基準」によって、交通事故で骨折した場合の相場は大きく変わってきます。部位や程度によって治療期間は変わり、骨折の完治は一般的に6ヵ月前後かかるといわれています。交通事故で骨折した際には、適正な慰謝料をしっかりと把握しておきましょう。

自賠責基準の入院慰謝料相場

自賠責保険とは、車の運転者に加入が義務付けられている保険です。自賠責保険は、交通事故の被害者に最低限の補償を行う自賠責基準を定めています。自賠責保険では、2020年4月1日以降に起きた交通事故の入通院慰謝料は1日4,300円と決まっているため、「4,300円×治療期間」という計算方法になります。

自賠責保険の計算方法の注意点として、対象になる治療期間は次のうち、少ない日数に定められるということです。

• 交通事故による骨折で、初めて診察を受けた日から治療完了日までの日数
• 実際に病院に通院または入院した日数の2倍の数

例えば、総治療日数100日で通院日数30日の場合、通院日数を2倍した数（60）の方が少ないので「4,300円×60＝25万8,000円」が慰謝料として認められるのです。自賠責基準は慰謝料の計算がしやすいですが、3つの基準のうち1番低い金額になる場合が多いでしょう。

任意保険基準の入院慰謝料相場

2つ目の入院慰謝料の基準は、任意保険基準です。任意保険基準とは車の運転者が任意で加入している保険会社による基準で、各保険会社によって定められている金額が異なります。金額は非公表となっていますが、自賠責基準と同水準か少し上乗せされた金額といわれています。

弁護士基準の入院慰謝料相場

3つ目の入院慰謝料の基準は、弁護士基準です。弁護士基準とは、交通事故の示談交渉などに弁護士が介入する際目安になる基準です。別名裁判基準ともいわれ、過去の交通事故の慰謝料について裁判所が実際に判断した例を基準に法的に適正な額を定めています。3つの基準の中で最も高額になりやすいです。

3ヵ月ごとの入院慰謝料の相場を見ていきましょう。

・治療期間3ヵ月

入院1ヵ月通院2ヵ月：98万円

通院3ヶ月：73万円

・治療期間6ヶ月

入院2ヵ月通院4ヵ月：165万円

通院6ヵ月：116万円

・治療期間9ヵ月

入院4ヵ月通院5ヵ月：233万円

通院9ヵ月：139万円

後遺障害慰謝料の相場

最後に後遺障害慰謝料の相場を、自賠責基準と弁護士基準で比較して見ていきましょう。後遺障害慰謝料は、認定された後遺障害等級によって定められています。

・例1「骨折部位に痛み・しびれが残ってしまった（等級12）」

自賠責基準：94万円

弁護士基準：290万円

・例2「骨折によって頸部が強直したり、動きにくくなったりした（等級6）」

自賠責基準：512万円

弁護士基準：1,180万円

このように弁護士基準と自賠責基準・任意保険基準を比較すると、入院慰謝料の金額に大きな差が出ることがわかります。交通事故で骨折した場合、治療期間はとても長くなり、仕事や普段の生活に支障が出てきます。そのため、適切な慰謝料をしっかり受けとることが大切です。

月山クリニックは慢性的な体の痛みからスポーツ外傷、リハビリテーション、交通事故治療などに幅広く対応しております。

交通事故による骨折の治療期間の目安や、入通院慰謝料・後遺障害慰謝料の相場についておわかりいただけたかと思います。骨折した部位や程度によって治療期間は変わってきますが、最低でも6ヵ月を目安に考えておきましょう。入院や通院を行った場合に入通院慰謝料、さらに後遺障害が残った場合は後遺障害慰謝料を受け取ることができます。

自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準の3つの基準がありますが、どの基準で慰謝料の計算を行うかによって金額が大きく異なってきます。

骨折が完治するか、あるいは症状が固定するという状況になるまでしっかりと治療して、適正な慰謝料を受け取りましょう。

住吉区で交通事故治療をお考えなら、月山クリニックにご相談ください。労災保険指定医療機関の指定を受けており、労災の対応も可能です。長居駅（JR・大阪メトロ）から徒歩3分の場所にありますので、お気軽にご来院ください。